カテゴリ:本・音楽・アート・動画( 23 )

芋蔓式読書

東海地区の深刻な不況の波に脅えつつ…
ギャラリーで待機時は買い溜めしてあった読み差しの本をせっせと読破しております。
ここ最近ちょろちょろと読んでいた2冊も読了。
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宮沢章夫の東京大学「80年代地下文化論」講義
そして
ユリイカ臨時創刊号「初音ミクーネットに舞い降りた天使」
このまったく相容れなそうな2冊。
この2冊を繋ぐ本をざっと自分の本棚から拾ってみると…
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なんとなく’80年代〜’00年代のもうひとつの側面から時代を読む掛け橋が出来るのです。
(あとまだ2・3冊足りないんだけど実家にあるんだよなぁ…´〜`)

誰にみせるわけでもないのに本棚にこういう自分なりの文脈棚(本の並び順ルール?)を作るのが好きです(*゚ー゚*)かつての職業病が残っているのかしら…ん?
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by tosakanekosha | 2009-04-01 02:06 | 本・音楽・アート・動画

人形を仕込みつつ「たまさか人形堂物語」を読了。
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装丁が意外と可愛らしくも地味なので…売り場で探しにくいかも?

人形をテーマにした小説だと、ホラーだったり猟奇的寄りのモノが多かったりして人形制作をしている者からしたら「ちょっと酷いんじゃないの〜?」と、人形の扱い方に疑問を抱くモノが多々あるのですが…この小説に関しては全体的にほのぼの路線で、それでいて人形の在り方について色んな角度からのアプローチがあり、丁寧に取材され紡がれているんだなぁ〜と、著者の人形愛を感じました。

亡き祖母の世田谷の商店街に残された老舗人形店を継ぐことになった(妙齢な)元OLの主人公・澪(おみ)と、人形マニアの押し掛けアルバイト美青年・富永君と、冷静沈着で謎の多い人形修復職人の師村さんの3人の元へ持ち込まれるお人形を軸に物語は進むのですが、わざわざお金も手間暇も駆けて修理したいと持ち込まれる人形と依頼主の切迫した関係の秘密を読み解いていくというのは下手なホラーより恐くもあり魅惑的な行為なのであります☆
登場する人形も球体関節人形からテディベア、土人形、マリオネット、文楽、はたまたラブドールまで…と幅広く(私は特にテディベアのエピソードが好き)
人形入門ガイド的な部分も担っていて勉強になったり、途中、なぜか旅情ミステリー的な展開(!)もあったりするのですが…そのベースには下町人情のほのぼのした空気があって和みます。

で、旦那と勝手に実写版の配役をいろいろ考えてみたのですが…
(実写版キャスティング考は二人でよくやる遊びだったりします)

澪さん→深津絵里(可愛らしい妙齢の女子と言えばフカツでしょう)
富永君→半田健人(タモリ倶楽部での彼のマニアっぷり功績を認めて)

この二人はなんとなく意見がまとまったのですが…師村さんがなかなか難しいのです。
紳士な熟練職人=小林薫が思い浮かんだのですが…ちょっと歳が行き過ぎなので
師村さん→杉本哲太あたりかなぁ〜とも思ったのですが…板前過ぎる?
商店街の賑やかしオジサンに渡辺いっけいが居ればいい感じです。

視聴率的に言えば…富永君はジャニーズ系から選抜で師村さんは…うーん。
読んだ人に他の候補を聞いてみたいです(^^;)読んでみて下さい。

ま、そんなことは置いといて…
壊れたら買い換えるではなく「これでなくてはならない」何かが宿っている人形…それは作り手の理想ですねぇ〜。旦那のお人形はそれぞれの家庭で大切にされている様子をよく伺うので実に羨ましい。
そんなお人形を作れる者になりたいのです…今すぐにでも挫折しそうなのですが…

型に粘土を巻き終え乾燥による歪みを矯正する為に包帯巻きになった頭とボディ。
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この姿もなんか魅惑的?このままの方が…?
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それにしても…ま、間・に・合・わ…ネェ…orz
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by tosakanekosha | 2009-01-19 01:37 | 本・音楽・アート・動画

このところ動画投稿に凝っていろいろやってみてますが…
やってみてわかったことは視聴無料といえども貴重な時間を割いて見て頂くというのはなかなか難しいということ。情熱をかけたものほど再生数が伸びません…ううう。

動画投稿サイトのなんとなくの傾向では
◆投稿時間
新着投稿があまりに深夜だと埋もれやすい(回線が空いていてアップロードは快適だけど)
◆動画の長さ
短いインパクトのあるものが好まれる(猫の特技なら30秒くらいがベスト)。
◆興味をひく内容かどうか…
大衆ウケを目指すか、マニアックに攻めるか、時事ネタの流行は短いし、猫動画はありふれているので+αが必要

動画投稿サイトの代表格のYouTubeやニコニコ動画も趣向が違うし、ニコ動も初期のような皆が見て皆が突っ込みを入れるような一体感が薄れ…最近は総合ランキングを見ていても「おお!」と思うものが上がっていることが少なく趣味趣向がどんどん細分化し以前のような興奮を覚えることがなく寂しい…
初期は投稿職人的な人が時事ネタを競っていて無償の笑いや芸術性だけが尊ばれるような粋な世界だったんですけどね(短歌の返歌のような素晴らしい二次創作が続々誕生してました)。提供された映像をネタに名も無き人がネット上で大喜利をしているような突っ込みコメントを残していくのもなんとも粋でした。
mixiなどの短い歴史を見てもそうだけど人が増えるとビジネス的な規正も多くなり、人目を轢く作品はどんどん商品化され権利が発生してしまうし、お金の匂いがすると何故か「名も無き面白い人々」が新天地へお引っ越ししていくのは…仕方のないことなのでしょうか…
そんな中、あえて投稿に参戦するも空回りを続けているわけです(空回りの多い人生だなぁ…)。

それでもせっかく作った動画が再生数伸びず人知れず埋もれてしまうのは寂しいので、このブログにも貼れるようにYouTubeにも投稿してみましたよ。
YouTube派も多いし、動画種によって投稿を上手く使い分けるのが正しい道なのかなぁ〜。
その前に作品のクオリティを上げねば…なんですけどね(人形制作も同様…はい)。
編集スキルの低さや投稿時の画質の劣化も悩ましい…

ではでは、そんなこんなで先日制作した動画です。
以前も少し解説しましたが音声ソフトVocaloid(kaito)というソフトを用いて発表されたDARS氏が作曲した「数十億の着想と理想から」という曲にPVを作ってみたものです。



元動画→http://www.nicovideo.jp/watch/sm4937860

こういった行為は普段は著作権に触れてしまうのですが、ニコニコ動画などでは好きな楽曲を盛り上げるために「勝手にPV」という二次創作としていろんな曲にいろんな人が自作の手描きアニメなどを制作したり映像をこさえたりして一つのジャンルになりつつあります(私の場合…応援どころかお荷物になっているけど)。
コミケ(二次創作同人誌)などの市場が経済的に無視できないものに発展していったように、表現の形が一方的に与えられ消費するだけのものから、受け取った側がレスポンスするような双方向になってきて消費ではない「何か」に転化していっているのが実に面白いです。
こういった自由な表現活動はどこまで発展しどこまで許されるのか(その変化に則った法整備も大切だけど)…これから興味深いところでもあります。うーん、21世紀だなぁ。
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by tosakanekosha | 2008-11-05 19:14 | 本・音楽・アート・動画

明後日には旦那の奈良の個展が始まるというのに…搬入準備に追われつつ深夜にちまちまと夜なべして動画作って投稿してみました…。
今回は以前のヤモリの赤ちゃんの時にBGMを快くお貸し下さったDARSさんの新曲があまりにも素晴らしかったので、それに合わせて海月やら木洩れ日やら…気持ちの良い写真や動画を編集してみたものです。るい児氏の人形も登場します!フフフ。
編集段階ではMP4形式に落としてもいい感じの画質だったのに、ニコニコでエンコードされた動画を見たら…画質がまたも荒くなってしまいましたが…きっと、このブログの常連様の方々にはツボな動画や写真も潜んでいるはずです…どうぞご覧下さい☆

【勝手にPV】数十億の着想と理想から【KAITO】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5100101

※タイトルの↑このKAITOというのは初音ミクの前身Vocaloidソフトのキャラクター名で、私の旧姓ではないのです…よ。

さてさて、いいかげん寝なくては…(野良主婦)
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by tosakanekosha | 2008-10-31 03:51 | 本・音楽・アート・動画

ムシャクシャしていたのでムシャクシャしている動画をニコ動に投稿してみましたよ。
我が家の庭にて…「ヘビに食べられたカエル」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4990526
これは先月、うちの庭で「ヘビがカエルを食っている!」ってんで旦那に呼び出されて撮影。興奮してその勢いで投稿しようと準備だけしてタイミングを逃して…面白いけどやっぱしちょっとキモイしそのまんまになっていたのだけど…なんか今日はムシャクシャしていたので…

毎度毎度カエルやらトカゲやらヤモリやらヘビやら…どんな田舎に住んで居るんでしょうねぇ??ってほど山奥でもないんですが…雑木林と竹林に囲まれている立地上いろんな生き物との出会いがあります。このヘビを撮影中の約5分ほど…最初はカエルを気の毒に思っていたのに、ヘビの口の開き具合の面白さに感心したり終いにはヘビが早く飲み込む方を応援してしまっていたり…カメラ一つ介することで普段じゃ目を反らしたくなるようなキモイ現象もジッと静観出来るのが不思議不思議。
後で図鑑で調べたらヤマカガシというヘビで悪さしなければ人を襲ったりはしない穏やかな性質だけど噛まれると死ぬこともある毒ヘビだったようです(汗)どんなジャングルだよ!
このところの私も自分自身の毒にあたって体が蝕まれていくような…感じです(T_T)あぁ。
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by tosakanekosha | 2008-10-20 03:30 | 本・音楽・アート・動画

猫とエレクトロニカ

ヤモリの時は神秘的な素晴らしい楽曲をDARS氏からお借りしたのですが、今回のムー動画のBGMは大いに悩んで結局、前々回と同様に昔タワレコ渋谷店で働いていたころに気に入って買ったStock, Hausen & Walkmanというちょっとふざけた素晴らしいネーミングのアーティストのCDから選曲しています…えーっと、10年以上前のCD??(ガクブル)。
ダバダバ〜パドゥ〜♪の方は新宿店の頃か…唇からナイフのサントラから選曲しました。

音楽はいろいろ試してみたんですけどね〜、ほどよいリズムと元の生音(猫のドタバタした音とか時にテレビの音とか)が完全に潰れないで馴染むように調節したりすると歌物は合わないし…結果、猫とエレクトロニカが相性がいい感じでした。パドゥ〜♪はちょっとメロドラマ風を狙ったんだけど…なぁ。旦那ウケはよかったけど再生数はイマイチ伸びないなぁ〜(寂)荒い動画5分は長いのかな〜。

帰省する前にYouTubeにも投稿してここにも貼りたいけど…間に合うのか…
事務雑務もたくさん…

たまには美少年風ムームー。
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by tosakanekosha | 2008-09-18 02:14 | 本・音楽・アート・動画

またもニコ動に新作動画投稿しておきました〜。
ダッチにゃんこ?どこでもいっしょ。(反応が悪いのでタイトル変えてみた…)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4652719
YouTubeにも近々…お待ち下さい。
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by tosakanekosha | 2008-09-17 13:10 | 本・音楽・アート・動画

ワテクシかなり前からHPを制作したりブログを書いてみたりなんだりしていますが、ほんと、パソコンやインターネットの基礎の基礎が全然わかってないんですよ…。
かなりのへなちょこMacユーザーなので未だに機能を使いこなせてないのですが、動画編集にあたって、なんとなく今までの勘でQuickTimeProで画像を編集し、iMovieを開き動画を取り込み、おおまかに動画や写真の順番を決めて、音楽を入れて音楽のリズムに併せてタイミングを調整して…
と、そんなこんなで出来上がったのがこの動画なのですが、さて、それを投稿しよう!と思ったら、まーMacユーザーにはことごとく高い壁が…
まず、ニコニコ…QuickTimeで編集したmovとお尻に付くMovie画像の形式が合わないのです。高画質で投稿するにはフラッシュプレーヤーのflv形式に変換しなくてはならず…いろいろ調べてやってみたもののなんかややこしくて挫折…mp4形式でもとりあえずはアップロード出来るみたいなので妥協して(←妥協だらけの人生ですよ…)少々荒い画質となってしまいました…あああ!
で、YouTubeにはもう少しましな画質にしようとmovでアップロードを試みたけど我が家の低速ネット環境ではアップロードに死ぬほど時間がかかりそうだったので、flv形式に変換しようとして書きだしたavi形式(mp4よりちょっと重いファイル)の動画をアップロードしたんですが…なんか結果的にあんましかわらなかったみたい…むしろニコニコの方が色がキレイかも??むむむ。
さらに、タイトルや説明文、サムネイルなど後で編集できるから…と思っていたら、編集を試みようとする度に落ちるので出来てません…あー、これじゃせっかく投稿できたのに再生伸びないだろうなーと、いろいろ落ち込んでおります。ヤモリ可愛いのになー。いい曲なのになー。

それでも、次はにゃんこ動画(こっちが本命だったのに)か?廃墟画像詰め合わせ動画か?なんやかや作ろう意気込んでます。それがいつになるやら…それまでにスキルアップはあるのか…ないな。ない!…でも今は燃え尽きた…
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この美しさを伝えたかっただけなのにな…
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by tosakanekosha | 2008-08-23 13:29 | 本・音楽・アート・動画

さて、1日空いてしまいましたが…そうなんです。
ニコニコ動画デビューしちゃいました。ひゃひゃひゃ。
ニコ動画名物、コメントのスクロールを受けてみたかったんですけど現段階で再生40回再コメント4つ…ううう(mieno嬢ありがとう☆)
なんて言っている私自身、長くニコ動に通っている身でありながら未だにコメントの仕方がわかりません!!!ダメじゃん…orzあれで会話してみたいんですけどね…おばちゃんできないの…しくしく。

そして昨日深夜にYouTubeにも動画を投下!しちゃいました…ヘロヘロ。



http://jp.youtube.com/watch?v=EKhckj4dqvM
これでより多くの方にご覧頂けるんではないかと…どうスか?
ニコニコより画質向上を目指して投稿を試みたんですけどあんまり大差ないようです凹。
なんかテキトーに付けたタイトルやタグが修正したいんですけど修正しようとするたびに落ちてしまうんで…困った。

さてさて、ここまでの経緯なんですが…なぜに動画投稿に至ったか??ざっと流しますと。
ムーの奇怪な行動を映像に収めるべくお誕生日プレゼントに手軽に取れてお手頃価格のビデオカメラを買って貰ったのですよ!
でもって、憧れの猫動画(ぬこぬこ動画)を投稿すべく撮り貯めていたのです…が、ちょうど二人でアトリエで作業をしていて、旦那が欠伸をしながら天井を見上げると電気の傘に赤ん坊のヤモリがチョコチョコ張り付いているではないですか!!!
ぎゃー!!!と二人で興奮して猫ら(ミー&ムー)にみつかる前にそっと保護に成功。
そして、作品の資料用に少々記録映像や写真を撮ってから家の外に逃がしてやりました。
その様子を2分の映像にまとめたものなんです。

その2分というのが、なかなか難しい…ただダラダラと映像を垂れ流すのでは飽きられてしまうし、リズムがないとどうにもイメージが広がらず編集しにくい…どうしたものかといろいろ試しに好きな音楽を併せてみるとピッタシな曲を発見!!
その素敵な楽曲を快く提供してくださったのが「DARSさん」というニコニコや初音ミク(ボーカロイド)関連では雲の上のお方なんです。

DARSさんは今、ネット界を賑わしているボーカロイドという擬似声帯ソフト(なんて簡単に解説していいのやら…人間の声にキャラクターを持たせ、それを自由に歌わせることが出来るソフトです)の男性キャラクター・カイト(kaito)を駆使して素晴らしい楽曲を発表なさっております(ニコニコ動画sm2291596)。
調整してもちょっと間抜けに聞こえてしまうカイトを上手く調教してちょっと切ない歌詞を上質なpopsに仕上げていて、その完成度の高さといったら!!!もう!!!
それまでカイトという存在は初音ミクという華々しい後発大ヒット商品に隠れてひっそりマヌケボイスで面白ソングを歌わせられるという境遇にいたわけですが、DARSさんの登場によって目から鱗でした。その後「格好いいカイト」を意識した曲が続出してますが…これを超えるものは個人的には出逢ってません。ボーカロイドのキャラクターを抜きにしても楽曲として成立しているのはなかなか珍しいのです。
おっと、初音ミク関連はまた別に書くこととしましょう…(退かないでね)

そんなボカロに新たな潮流を生んだ天才青年はなんと私より一回り以上お若い学生さんなんですよ。はぁぁぁぁぁぁ。
DARSさんのサイト oscillation cage →http://sound.jp./dars/

そんなこんなで動画を作ったのはいいのですが投稿に苦労しました。
その続きはまた…
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by tosakanekosha | 2008-08-22 13:14 | 本・音楽・アート・動画

ほとんどblogでは書かず仕舞いで過ぎてゆくのですが相変わらず本屋徘徊癖は治らずちょくちょく本屋に行っては時折一目惚れして我が家に迎え入れています。
最近の資料本3冊。
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土人形の搬入の手伝い後くらいから何点かポーズ人形(異形シリーズ)を作っていたのですが、やっぱり日本特有のじっとりした感じのお人形も作りたいなぁ〜と思っていた頃、名古屋の丸善でみつけたのが「幕末維新 明治・大正 美人帖」という古写真(絵はがき)を集めた写真集(中央)。
芸者や遊女、花魁から良家の令嬢まで、その時代の華が贅沢に綴じ込まれています。セピア調の湿版写真に日本画の技術を取り込んだ彩色も美しく、この頃の写真って感光時間が長い(←おそらく)のでジッと耐えているモデルの捕らえどころのない視線が奇妙な色気を醸し出していてよいですね。衣服や髪型の資料としても興味深いです(しかし人形に生かし切れていませんが)。
「幕末維新 明治・大正 美人帖/ポーラ文化研究書編」新人物往来社・2400円(税抜)

「金魚ことはじめ/月刊フィッシュマガジン別冊」緑書房・1200円(税抜)
これは去年の夏の終わりに球体関節金魚娘を作っていた頃に手に入れたのだっけ…写真が大きく美しく構成が良く、初心者にも品種の解説がわかりやすいムック形態の手頃な図鑑です。こういう生き物系って趣味悪い色遣いの古くさいものが多いので、この編集デザインのシンプルさにも惹かれました。何度見ても飽きなくて良いです(これも人形に生かし切れていませんが…なにか?)。

そして、最近いちばん面白かったのが手前。
「南極1号伝説〜ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史」
高月靖 著・バジリコ株式会社・1600円(税抜)
南極観測船に配備されていたという都市伝説のある浮き輪のような空気式のダッチワイフから最先端技術で人の肌に近い感触を再現し丁寧に細密に製造される人工美少女(ラブドール)までの近代史から素材解説・製造工程、メーカーサイドへのインタビューでは創業・製造秘話を、コアなユーザーからも人形との愛のある生活を、人形者たちを変質・異質な扱いで糾弾することなく、時にビジネス書のようにドライに、時に仲間内のナイショ話しを共有するような絶妙なアプローチでまとめてあり一気に快読してしまいました。
ラブドールについては以前から大人のオモチャというより「人形」として興味があり、ドールフォーラムジャパンが続いていたのなら自分でメーカーやユーザーに取材に行ってみたいと思っていたけど叶わず終わってしまったので、こんな本が読みたかったんだよねぇ〜と、かなりモヤモヤが晴れて愉しみました。

こうして本を探すたびに地方への流通の悪さに悶絶します。
この本をたまたま見かけたのも実家帰省時に青山ブックセンターの本店で、売り上げランキング2位になっているのに躊躇して、でもやっぱり読みたい!と瀬戸に戻ってから近所の大型書店を何軒か回るももちろん店頭になく…
読みたい本が手に入らないのならネットの通販もあるが、やはり、店頭でふと運命の出会いをしたいのです。手にとって確かめ合いたいのです(何を?)。
実家に帰省しなければ知り得なかった本の存在…こういうの他にもあるんだろうなぁ…知らなければ幸せなのか??
流通格差=地方の文化的格差に確実に繋がっている…。
地方にもいくらか大型書店が増えてきたものの、トー○ンや日○の売り上げデータに縛られ配本数任せっきりで個性のない棚作りの書店も多く、書店員の勘が上手く作用していない、幾多の駄本の渦に埋もれかけている良本をピンポイントですくい上げることを忘れた「ただなんとなく書店」が多いことか…。
タレント本や携帯小説なんかがバカみたいに売れるのは広告もすごいが、やっぱりただ単に流通量の多さなんじゃないかと思うわけで、あんな歌手がヒットするのも、あんな小説家がもてはやされるのも、流通と情報操作ですよ。きっと。

結局、名古屋でマニアックな品揃えといえば…ちくさ正文館!
と、いうわけで旦那とバイク2ケツで出向くと予想通り「新刊・平積み」でありました。素晴らしい。いい仕事してますねぇ。

もういっちょ、庭本3冊いこうかと思ったら時間切れ…
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この3冊は次回に続く…(?)
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by tosakanekosha | 2008-06-03 00:35 | 本・音楽・アート・動画