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冬眠願望

なんだか慌ただしく過ぎていく日々です。来週は福井ですよ。
こういう時は腰を据えて人形作業も出来ないし、そもそも最近「自分はなぜ人形を作っているのか?」という根元的なところが揺らいで自問自答の連鎖に陥っているので、手が止まりがちです。
とにかく、ひとつひとつを投げ出さないで作り上げること、作り続けること、それは人形に限らず仕事でも恋愛でもなんでも人生全てに共通していることなんですけどね…。

そんな風に思い直してまずは人形の修理を進める。
中央が新しい右手。
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いつも作ってる最中に勢い余って人形のパーツをすっ飛ばしてしまったり、転げ落としたりしてますが意外と丈夫です。よっぽど打ち所が悪かったのかな?
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あとは色塗りです。色の調子を合わせるのが難関かも?

金魚少女のBOXも泡の鎖が人形を支えて立てるように改造してみたり。
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さらに久々に長らく放置していた少年人形に着手。
当初の計画では3ヶ月くらいで作る予定が1年3ヶ月ほど経過…。
その間に猫13匹とミニ人形6体作ってしまった。思えばあの頃から迷走してるんですね。さぁ、どこから手を付けようか…と、なんとなくカツラっぽく「付け毛」を乗せてみたりしてつい遊んでしまう。なんか余計に混迷する。
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そんなことより全体的にかなりの修正が必要のようだ。
以前一度修正したものの、どうしても肩の球体がしっくりこないので再び肩球を解体。球体をハッキリ生かした形に。
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彫刻なら、今この筋肉の動きが解剖学的に正しくて美しい!とかあるけど、球体関節人形ってグリグリ動かすことを前提に作るので、伸び縮みする筋肉の形や、骨は筋肉の伸び縮みに併せて動くから骨の配置とか、完全な正解がないのが悩みどころです。どのポーズに持っていっても不自然にならない肉の付き方骨の場所。リアリティ感じさせつつもファンタジックに留めるよに肉体に関節を入れることでバランスをとるというか…
彫刻でもマネキンでもフィギュアでもない「球体関節」の意味をもっと考えなくては…と、またドツボに填りそうです。
by tosakanekosha | 2007-11-10 02:03 | 人形制作雑記