たまには本の話しも
2007年 02月 20日昨年に続き一年も待たないで星野博美の新刊が出たので買ってしまう。
写真家というか、ノンフィクションライターというか、社会派エッセイというか…
単純に女性エッセイストのコーナーに並べてはいけないような硬派さと可笑しさと切なさを併せ持った性別を感じさせない不思議な文章が魅力的だ。
その文章に添うように挟んである、どこか「綺麗」と言われるような風景からちょっと外したような視点の写真も心惹かれてしまう。ある一枚の写真は「コインランドリーの前に丁寧に飾られたクリスマスツリー」だったり「溶けかかった黒い雪に積もる銀杏の葉」だったり、なんか可笑しくて切ない風景。これらの風景にピンとくる人には書店で見かけたら手に取って欲しいです。
その他にも
昨年、4年ぶりに刊行されたエッセイ「のりたまと煙突」。猫とのエピソードもいっぱい。
たまたま前職場で手にして、その文章力にグッときた「銭湯の女神」。これは入門編に是非。
最近の私の読書量の激減に拍車を掛けているのがこの手。
遊ぼうよ〜遊ぼうぜ〜と呼びかけてくる。たまらん。
by tosakanekosha
| 2007-02-20 01:59
| 本・音楽・アート・動画