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自我が芽生える年頃、自己が目覚める年頃…

雨上がりの公園で捨てられたページの引っ付いたエロ本をこっそりめくる…そんな気恥ずかしくも甘酸っぱい思い出に晒されるような映画を見ました…「バーバー吉野」。

とある田舎町に古くから伝わるという伝統…小学生男子は全員おなじ髪型にすること。秋祭りの男子合唱の奉納の為とか、天狗の神隠しから身を守るとか…いろんな言い伝えがあるらしい。町の唯一の理髪店「バーバー吉野」で皆が頭を刈ることから、いつからか「吉野刈り」と呼ばれるようになった(今で言うお笑いコンビ・ペナルティのワッキーのような髪型なのだが)。
そんな小さな町の小学校に東京からイカした髪型のアイツが転校してきた…たかが髪型、されど髪型。ひとり女子の注目を集めるアイツを横目に、今まで何の疑問も持たずに吉野刈りに馴染んできた地元小学生の中でバーバー吉野の息子を中心とした4人組は自我に目覚めていく!
はてして彼らは「吉野刈りの狩り」から無事に脱することが出来るのか?

ま、あらすじはこんなところですが…
最初の絵に描いたようなお花畑での吉野刈り少年合唱団のシーンからグイッと引き込まれます。なかなかセンスがよろしいです。
この年頃の男子の行動が可笑しくも愛しく描かれていて思わずニンマリ。
どの町にも必ずひとりはいる「奇声を発する変なおじさん」に追っかけられて逃げたりとか…エロ本による友情の結ばれ方とか…エロ本を秘密基地に隠すとことか…(エロ本自体がなんか郷愁)台詞も天才子役チックに染まらず自然で「ズッコケ3人組」にはないリアリティ。そして「吉野のおばちゃん」役の「もたいまさこ」の顔芸に脱帽です。

そして、もう一本、組で紹介しようかと思ったら時間が…
何が言いたかったか書きたいことが全然書けてませんが…次回に続く。
by tosakanekosha | 2005-11-15 02:48 | 映画・テレビ・ゲーム